【夏期講習】「”学ぶ”ことの意味を問う」
今年も幕別清陵高校では「夏期講習」を実施しています。
今年度は暑さ対策として、従来の形とは少し形式を変えて、「札内コミュニティプラザ
(札内支所内)」の集会室にて実施をしました!
講習自体は国数英の3教科、4日間の日程で行っていますが、本日は特別プログラム
として、札幌大学より「志知 芳彦 先生 」をお招きし、
『英語で広がる、キミの世界 ~英語×異文化理解で世界が見える~』と題し、特別講義
を行っていただきました!
英語を題材に、日本人の常識と世界の常識を比較しながら、様々なものの見方がある
ことを教えていただきました。
その後3時間目には、本校の米家教諭の特別講座として、『哲学対話』を行いました。
具体的には、担当教員からの問いかけに対し、参加した生徒がそれぞれの考えを話す
対話形式で意見交換を実施しました。
生徒は本日1時間目に聴いた志知先生の講義の振り返りからスタートして、最終的には
「なぜ学ぶのか」という答えのない問いかけに対し、自分の考えを表現していました。
(以下、「哲学対話」の一部を抜粋)
Q1.札大の先生の講義を振り返って
・今までは、英語を学ぶこととは、新たな英単語を知ることや長文を読めるようになること
だけだと思っていたが、実はその先に、文化を学んだり、さらに深い学びがあることに本当
の意味での面白さがあることを知れた。これまで自分が思っていた英語の学びに対する目標
はまだまだ通過点であり、そのことに気づけた貴重な機会となった。
・英語を含めて、学ぶこと自体には終わりがないことを知れた。語学を学ぶことの背景には
多様な文化や自分の知り得ない知識が隠れていて、そんなことにも目を向けるきっかけと
なった。
・トイレという単語にも7つの意味があり、英単語1つひとつにも異なる意味合いがあることを
再認識できた。その意味を知ることでより豊かな学びになることを知れた。
・私たちの常識は、実は別の世界では常識ではない場合もあることを知り、知識や考え方を学び
深めることは、物事の捉え方や自分の視点の広がりをもつことにつながると実感できた。
Q2.「学ぶ」とは何か?
(「どういう行為を「学ぶ」と表現?」
「どんな時に「学び」がはじまる?」
「どういう条件で「学び」はすすむ?」)
・自分が知りたい、学びたいと思った瞬間に始まるもの、興味から始まるもの。
・世の中の役に立つことを知ること。
・自分の知らないことを知ること。それを知るために、図書館へ行って調べたり
すること。そして、それを知ることができたとき、「もっと知りたい」と思い、
そうしたら、もっと違う疑問に対して深めていく行為が学びなのだと思った。
また、知れば知るほど自分が「知らない」ことにも気づいていくので、学びは
続いていくのだと思う。
・好きなことに対して深く知っていきたいと思ったときに学びが始まると思う。
・学びとは、自分の中に武器を作ることだと思う。自分自身、学びがあったことで
壁を乗り越えた経験がある。学びのスタートは「できない」「分からない」という
負の感情からスタートする場合もあると思う。その分、学ぶことができたときの
達成感がある。
・自分の知らない考え方、価値観を知ることが学び。
・どうして?とか、なんで?といった疑問を持つことからスタートするのが学び。
・日本と海外で違うことはなに?といったことなど、人との接し方を理解するために
学ぶ。
Q3.なぜ人間は学び続けてきたのか?
なぜ、何のためにあなたは学び続けるのでしょうか?
・自分の身を守るため。また、人には仲間がいる。その仲間と共に生きて、仲間と
終わりを迎えるその日まで、より良く生きるため。
・人は産まれてそのまま学びがないままだと生きづらい。学びがあり、そこから発展
していくために学びのだと思う。ただ、自分がなぜ学ぶのかという問いかけに対し
て、実はよく分からない自分も居る。
・自分の生活をよりよくしていくために学ぶのだと思う。古代ならば、動物から身を
守る、食べ物を得るために学ぶ。現代ならば、より豊かに生活するために、お金を
稼ぐために学ぶ。時代によって学びの意義は変わっていくのではないか。
・自分が今生きる時代や文化だけでなく、自分たちが居なくなった後の世界もこれまで
の伝統や文化や技術が続いていくために人は学ぶのだと思う。私たちはこれまで続い
てきた人類が学んできた歴史の流れの中で存在しているので、このあと続く時代や
人々のために自分も学ぶのだと思う。
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